スパイスの定番!!カレーといえばこれ!!!
お酒を飲まれる方なんかは某ウコンドリンクに助けられたことも多いのではないでしょうか?
もちろん私もその一人であります。。。
今回は、そんなターメリック(秋ウコン)について紹介します!!!
そもそもターメリックとは?
学名:Curcuma longa
和名:秋ウコン
科名:ショウガ科ウコン属
原産地:熱帯アジア
利用部分:根茎
栽培方法:一年生作物で、充分に堆肥を混ぜたうねで栽培する。葉が黄変したら根茎を収穫する。
加工工程:根茎をゆでたり蒸したりしてから乾燥する。ホールまたは粉末で販売する。
となっております。着色作用がめちゃくちゃ強いです。
今日では日本にいてもターメリックのホール(自分は冷凍のものを仕入れました)が手に入るのですが、そのまま触って皮とか剥いたら、指先が見事に染まりました。。。
しかもハンドソープで何回洗っても全然とれない。。。
時間が解決してくれましたが、皆さんも注意してくださいね。。笑
ちなみに「春ウコン」という物もあるのですが、こちらは近縁種であって正確にはターメリックではないとの事です。
ターメリックの風味
オレンジとジンジャーが混じったような香りでピリッとして苦みがある
ターメリックの香りに関してはやはり独特の土臭さがありますね。
ただよく加熱すると土臭さは弱まります。
また大量に使うと苦い風味が強くなりすぎるので注意が必要です。
ターメリックの利用法(料理)
ターメリックを料理に使う場合にはこんな感じです!
もちろん風味も大事ですが、ターメリックの場合はやはりその着色作用も大きなウェイトを占めています。
利用法(料理):カレーパウダーに欠かせない材料で、カレーの黄色はこのスパイスの色。苦みがあるが、ピリッとする刺激感のある土の香りが他の風味をまとめるため、複雑なブレンドに向く。コリアンダーパウダーやクミンシードパウダーなどと合わせると食べやすくなり、インドのカレー料理全般によく使われる。西洋では市販のソースや加工食品に使われ、ブレンドマスタードに入っている場合もある。またターメリックは油溶性なので、ターメリックライスを作るときなどは、少量の油と合わせてから米を炊くときに混ぜる、もしくはピラフのような調理法で米を炊くと、鮮やかな黄色のターメリックライスになる。
ちなみに同じ着色系のスパイスであるサフランは水溶性です。
なのでサフランを生かすにはまた違った調理法が有効となります。
ターメリックの利用法(薬用)
ターメリックを薬用に使うとこんな感じ!!
利用法(薬用):ターメリックの色素部分はクルクミンと呼ばれ、抗酸化力が高いと言われており、アジアでは強壮剤や肝臓病の改善などにも利用されてる。肝臓や胆のう機能を促すため、アルコール性肝炎の予防などにも。また、軟膏に混ぜて皮膚疾患に処方される場合もある。
ウコンは漢方としても使われますので、色んな効能がありますね~。。
ただそれだけ生理作用が強いということは、使い方に注意も必要です!
注意点
妊娠中または授乳中に使用しない。胃潰瘍、胃酸過多、胆道閉鎖症の場合は使用しない。過剰摂取、または長期にわたる大量摂取は控える。
※ターメリックは妊娠中は控えたほうが良いとされる調味料です。しかしスパイスカレーに少量入れる程度やターメリックライスとして食べる程度であれば大きな影響が出ることはほとんどないみたいです。何事も過剰摂取は要注意ですね。。。
ターメリックの歴史
- ターメリックの歴史は古く、紀元前からインドで栽培されてきた。
- 古くから料理だけでなく、アーユルヴェーダ(インド大陸の伝統的医学)や、絹や羊毛、皮革などの染料としても使われてきた。
- 中世初期にオスマン帝国の商人によってヨーロッパに伝えられた。
- マルコ・ポーロは旅先でターメリックに出会い、「果実がサフランに似ていて、種類は全然違うが充分に代用できる」と書き残している。(諸説あり)
- ターメリックはサフランに比べて安価だったので、18世紀後半には着色料としてヨーロッパに持ち込まれ、「インドのサフラン」と呼ばれるようになった。
という感じです。
めっちゃ昔からあるんですねー。。。
また太平洋の多くの島々では魔除けとして利用するところもあるみたいです。
日本だとたくあんの染料として使われています。。
なんか多才ですねーターメリック。。。
面白いスパイスです、、、!!!