その名の通りレモンによく似た甘い芳香を持っているスパイス、レモングラス。。。
なんと精油の主成分はレモンと同じシトラールなんです。。!!
トムヤムクンやカレーなどエスニック料理には欠かせないスパイス。。。
今回はそんなレモングラスについて紹介していきたいと思います!!!
そもそもレモングラスとは?
学名:Cymbopogon citratus
別名:タックライ(タイ)、レモンソウ、レモンガヤ
科名:イネ科オガルカヤ属
原産地:熱帯アジア
利用部分:茎、葉
栽培方法:イネ科の多年草で、温暖~熱帯性気候の様々な土壌で育つ。3~4ヵ月おきに収穫する。
加工工程:茎をより分け、汚れを除いてから約20cm長に切って束ね、乾燥させるか生で使う。
レモングラスには多品種ありますが、主に流通しているのは、西インドレモングラスと東インドレモングラスです。一般的なレモングラスは西インドレモングラスのことで、東インドレモングラスは近縁種でして、インドレモングラスと呼ばれています。。
ちなみにこの名称は、当時の西インドレモングラスの主産地の西インド諸島と、東インドレモングラスの主産地の東インド(東南アジア~南アジア)に由来しているので、インド西部、インド東部の意味ではありません。。。
レモングラスの風味
レモンに似た柑橘系の爽やかな香り
このレモンのような芳香成分は、レモンと同じシトラールという成分です!
レモングラスは人工のレモンフレーバーを作るのに使われます。。!
レモングラスの利用法(料理)
レモングラスを料理に使う場合にはこんな感じです!
ガーリックやエシャロット(ホムデーン)、チリ、パクチーなどと相性がいいです!!
利用法(料理):タイ料理やベトナム料理などアジア料理には欠かせず、カレーやスープ、サラダ、炒め物など幅広く使われる。下部の白っぽい部分は比較的柔らかいので、薄切りにして炒め物やサラダに、つぶしてカレーペーストなどに、上の堅い部分はハーブティーにも使われる。
タイカレーのレッドカレーペーストやグリーンカレーペーストを一から作るときには欠かせないスパイスです。。
タイのクロックヒン(石臼)や、ブレンダーでペースト状にすると、繊維っぽさも残らないのでおすすめです。。
またドライを風味づけにスープなどに加えるのもいいですね!!
ただフレッシュとドライでだいぶ香りも違うので、個人的には圧倒的にフレッシュの方がおすすめです。よりさわやかな香りが出ます。!!
レモングラスの利用法(薬用)
レモングラスを薬用に使うとこんな感じ!!
利用法(薬用):昔はおなかの張りをやわらげるのに使われ、また鎮静剤としても使われていた。またハーブティーとして、リラックス効果や、殺菌、健胃、消化促進、貧血予防などの働きがあるといわれている。
精油は化粧品や石鹸の香料、香水の材料にも使われます。。
注意点
妊娠中は避ける。
レモングラスの歴史
- 原産地のアジア諸国では、薬としても香料としても数千年間使われてきた。
- 10世紀の中国では、ハエを遠ざけるために香り高い葉を寝床に置いたという。
- その後中世までに、スパイス交易路を辿ってキャラバンによりアジアからヨーロッパに運ばれた。
- 19世紀に入るとインドでも栽培され始めたが、その目的は主に精油を石鹸と化粧品の香料として輸出することにあり、定番のスパイスとして料理に取り入れたのは、インドではなく東南アジア諸国だった。
という感じです。
乾燥のレモングラスはもちろんですが、オリエンタルショップに行けばフレッシュや冷凍、粉末など様々なレモングラスが手に入ります。。
是非一度フレッシュを試してみてほしいですね~。。
びっくりするくらい爽やかな風味です!!
今回はそんなレモングラスについて紹介しました!!!