中国料理に欠かせないスパイスで、数年前からのしびれブームにより俄然皆様の興味を引きまくりつつあるスパイス。。。
これを入れるだけで普段の麻婆豆腐が一歩本場に近づきます。。!
今回はそんなホワジャオについて紹介していきます!!!
そもそもホワジャオとは?
学名:Zanthoxylum bungeanum(カホクザンショウ),
Zanthoxylum simulans(トウザンショウ)
別名:中国山椒、四川コショウ、チャイニーズ・コリアンダー、ファガラ
科名:ミカン科サンショウ属
原産地:中国
利用部分:実、葉
栽培方法:ミカン科の低木で赤くなって熟した小粒の実を秋に収穫する。
加工工程:実を天日干しして開かせ、苦い種子を叩いて取り出し捨てる。その後さらに乾燥させる。
となっております。
日本で一般的に使われている山椒とは、同属異種になります。!!
ホワジャオの風味
スパイシーで、木のような爽やかな香りと、しびれるような刺激
日本の山椒とはまた違った風味ですので、料理によって使い分けたいですね!!!
中国料理の麻辣(マーラー)の麻(マー)担当!!
※麻は痺れる辛さ、辣はトウガラシの辛さです。。!
ホワジャオの用法(料理)
ホワジャオを料理に使う場合にはこんな感じです!
乾煎りしたり、ペッパーミルで挽いてから使うと、風味がより強く出て効果的です!!!
利用法(料理):肉類に合うスパイスで、麻婆豆腐に代表されるように中国料理には欠かせないスパイスとなっている。またパウダー状にした「花椒粉(ホワジャオフェン)」は、中国のミックススパイス「五香粉(ウシャンフェン)」に欠かせない。ホワジャオと塩を合わせた「花椒塩」もある。
イタリアンでは使うことは無かったですが、賄いで麻婆豆腐とかを作るとき用に常備していました。。笑
数年前からのしびれブームの立役者の一人でもあります。。
この病みつきなってしまうクセは、もちろん好みは分かれますけども、自分はかなり好きですね~。。パクチーともよく合います。。!
ホワジャオの利用法(薬用)
ホワジャオを薬用に使うとこんな感じ!!
利用法(薬用):昔の漢方では実も種も薬用として重宝され、ある種のものは赤痢の治療薬にも処方されていた。辛み成分のサンショオールには食欲不振や消化不良を改善する働きがある。また内蔵の働きを活発にする作用もあるので健胃薬として重宝されている。
また消炎および鎮痛作用もあるみたいです!!
注意点
特に知られていない。
ホワジャオの歴史
- 中国ではカシアやジンジャーなどとともに最も古くからあるスパイス。
- 古代にはお供え物の香味果実酒や料理の香りづけに使われていた。
- 2000年以上前の漢の時代には、部屋を暖め芳香をもたらすため壁土にホワジャオの実を塗り込んだ「椒房」に、皇帝の側室たちが暮らしたといわれている。
- 8世紀には皇帝がお茶に凝乳(ぎょうにゅう)とホワジャオを入れて飲んでいたとされる。また、焼いたアヒルの肉をホワジャオと塩で味付けしたという記録もある。
という感じです。
ホワジャオは熟した実を乾燥させるのですが、ホワジャオの実を熟す前に収穫して乾燥させた「チンホワジャオ(青花椒)」というのも最近中国で注目されているみたいです。。!!
しびれを求めるならこの方。。。
今回はそんなホワジャオについて紹介しました!!!