スパイス紹介

フェネグリーク【フェヌグリーク】(Fenugreek)

カレーパウダーの重要なスパイスのひとつで、インド料理屋さんだとけっこう使われているスパイス、フェネグリーク!!そして葉の部分であるカスリメティはバターチキンカレーには欠かせない!!!

今回は、そんなフェネグリークについて紹介していきたいと思います!!!

そもそもフェネグリークとは?

学名:Trigonella Foenum graecum

和名:コロハ(胡蘆巴)

科名:マメ科フェネグリーク属(レイリョウコウ属)

原産地:中近東、アフリカ、インド

利用部分:種、葉

栽培方法:頑丈な一年草で高さ60cmほどに育つ。莢(さや)が熟したら草全体を引き抜いて乾燥させる。

加工工程:充分に乾いたら種を振り落としてさらに乾燥させる。

以前は黄色の染料としても使われていたみたいです。。

また種を発芽させたスプラウトを野菜として食す場合も。。!

フェネグリークの風味

種はそのまま食べるには苦すぎるので、軽く煎ってから使われることもあるみたいです。。!

フェネグリークの利用法(料理)

フェネグリークを料理に使う場合にはこんな感じです!

カレーを作るときに欠かせないスパイスです!!

利用法(料理):インドではほかのスパイスと混ぜていろいろな料理や、チャツネ、ピクルスに使われている。そしてカレーパウダーの重要な材料のひとつでもある。エジプトやエチオペアではパンにも使われる。また、葉を乾燥させたカスリメティはバターチキンカレーやサグ(本来は菜の花。日本ではホウレンソウを使ったものもこう呼ばれている)カレーによく使われる。

フェネグリークの成長した草をメティ(メティーリーフ)、それを乾燥させたものをカスリメティと呼びます。

フェネグリークの利用法(薬用)

フェネグリークを薬用に使うとこんな感じ!!

利用法(薬用):中国では痛風や強壮に、アーユルヴェーダでは神経、呼吸器、生殖器の衰弱状態によいスパイスといわれている。

フェネグリークは栄養価が高いので、中近東など宗教上の理由で肉を食べない国では、貴重なタンパク源として重宝されているみたいです!!(タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富)

注意点

妊娠中には使わない。

※これも過剰摂取した場合でして、少量とる分には特に問題はなさそうです。。

フェネグリークの歴史

  • 古代から料理のほか薬用としても人気のあったスパイス。
  • 古代エジプトでは種から作ったペーストを体に塗って体温を下げるのに使ったり、死体に詰めてミイラに香りを移したり、お香として使用していた。
  • ローマ人は牛の肥料として栽培していた。
  • その後カール大帝(8世紀~9世紀)によりヨーロッパ中でスパイスとして栽培されるようになった。

 という感じです。

日本人にはあまり馴染みがないスパイスですが、インドカレー屋さんのバターチキンカレーにはほぼほぼ入っているのではないでしょうか?

自分も好きですが日本人バターチキンカレー好きな人多いですもんね~!!

家で作る際にも是非!!!

今回はそんなフェネグリークについて紹介しました!!!

ABOUT ME
td(ティーディー)
元イタリアン料理人。 コロナ禍によって独立の夢断たれる。 紆余曲折を経て、間借りカレー屋として独立を画策中。 スパイスに関しての情報を発信していきます!!