みかんの皮を乾燥させたスパイス、チンピ(陳皮)。。
皆さんお馴染みの「七味唐辛子」を構成しているスパイスのひとつでもあります。。!
今回はそんなチンピについて紹介していきたいと思います!!!
そもそもチンピとは?
学名:Citrus sinensis
別称:マンダリンオレンジ、みかん
科名:ミカン科ミカン属
原産地:中国
利用部分:皮
栽培方法:常緑小高木で、高さ3~4mほどになる。熟した実を収穫する。
加工工程:成熟した果実の皮を採取し、乾燥させる。
となっております。
中国では熟したマンダリンオレンジの皮を乾燥させたもの、日本では熟したウンシュウミカンの皮を乾燥させたものです。。
陰干しして一年以上経過させたチンピを生薬では使用します。。香り成分が飛ばないように、日陰で乾燥させます。。!
チンピの風味
濃縮したみかんの香りに、心地よいほろ苦さ
甘酸っぱい香りは食用だけでなく、芳香剤、入浴剤、石鹸や化粧品にも使われています。。
チンピの利用法(料理)
チンピを料理に使う場合にはこんな感じです!
利用法(料理):七味唐辛子やカレーパウダーに使う定番スパイスのひとつ。また中国の五香粉(ウシャンフェン)に欠かせないスパイスとなっている。中国料理では魚にチンピ(陳皮)をのせて蒸す「陳皮蒸し」や牛肉の煮込みなどに使う。
イタリアンではもちろん出てこなかったスパイスですが、フレッシュのレモンの皮や、オレンジの皮は料理に結構使っていました!!イタリア料理ではパスタや前菜、メインなどデザート以外でもフルーツを使うことが多いので、パスタとかにもよく入れていました。。!
ただ、この乾燥させたチンピは使わなかったですね。。
入れすぎると苦みが強く出てきてしまうので注意が必要ですが、自分でスパイスカレーなんかを作るときには入れてみると面白いです!!!
チンピの利用法(薬用)
チンピを薬用に使うとこんな感じ!!
利用法(薬用):健胃、発汗、咳止めなどの効果があり、多くの漢方薬に配合されている。アーユルヴェーダ(インド大陸の伝統的医学)では乾性体質の人が去痰剤として利用する。
注意点
特に知られていない。
チンピの歴史
- 中国では4000年ほど前からミカンの栽培がおこなわれており、日本に伝わった。
- 日本では当初ミカンは食用ではなく薬用として使用されていたため、チンピとしても利用されていたと考えられる。
という感じです。
中国では古くからお茶の中にチンピをいれて飲んでいたみたいです。。
そして今でも飲まれていて、陳皮茶として売られています!!!
また、ゆず風呂は馴染みがあると思いますが、陳皮をお風呂に入れてリラックスするのもいいですね!!!
今回はそんなチンピについて紹介しました!!!