その独特な風貌から見た目の時点でインパクト大なスパイス、スターアニス。。。
見た目だけでなく風味もまた独特で、中国料理にはかかせないスパイスとなっております。
今回はそんなインパクト大なスパイス、スターアニスについて紹介したいと思います!!!
そもそもスターアニスとは?
学名:Illicium verum
和名:ハッカク(八角)、トウシキミ(唐樒)
科名:シキミ科シキミ属
原産地:中国南部、ベトナム
利用部分:実
栽培方法:8mほどになる木で小さな黄色い花を咲かせる。熟す前に実を収穫する。
加工工程:実は通常、硬い木質に変わり、莢(さや)の先端が開いて種子が露出するまで天日干しする。
日本では八角という呼び方の方がポピュラーです。
一度目にしたら忘れられない印象的な形のスパイスで、一つの実は八つの袋果から成り、それぞれの袋果に一つづつ種子が入っていて、その形から「八角」と名付けられたみたいです。。。
スターアニスの風味
アニスやフェンネルによく似た香りで野生的で独特の甘い香りに、苦みとほんのり辛みがある
形が星形で香味がアニスに似ていることからスターアニスという名前になったように、スターアニスはアニスとは全く別の植物ですが、アニスやフェンネルとよく似た香りがあります。。(逆に中国ではフェンネルを「茴香」、スターアニスを「大茴香」または「八角茴香」と呼んだりしています。)
スターアニスの利用法(料理)
スターアニスを料理に使う場合にはこんな感じです!
いずれもその国の料理に甘い芳香感を生かす目的で使用されています!
利用法(料理):中国では鶏肉や豚肉を使った料理によく加えられ、中国料理に欠かせない五香粉(ウシャンフェン)の材料ともなっている。ベトナムではフォーに、台湾では魯肉飯(ルーローハン)になど様々な料理で欠かせないものとなっている。また、ローストチキンと相性が良く、炒めた魚やホタテ貝、コンソメスープなどにもよく合う。ホールは甘い香りを生かして、リンゴや桃のコンポート、杏仁豆腐のシロップ、ホットワインなどにも使われる。
イタリアンではフルーツのコンポート液に使っていました!!
魯肉飯に使われるように、醤油系の甘じょっぱい系の味付けにめちゃめちゃ合います。。
なのでいつもの料理に少し加えてみても面白いと思います。。。
角煮とか、煮物とか、、、。。
スターアニスの利用法(薬用)
スターアニスを薬用に使うとこんな感じ!!
利用法(薬用):東洋では疝痛やリウマチなどの薬に処方され、また、咳止めの薬の香りづけにも使われている。アーユルヴェーダ(インド大陸の伝統的医学)では興奮刺激作用、駆風作用(腸にたまったガスの排出を促す作用)があるといわれている。
精油は石鹸や香水などにも使われています!!!
注意点
特に知られていない。
スターアニスの歴史
- 中国とベトナムでは3000年以上も前から調理用及び医療用に栽培されてきた。
- 中世後期以降、中国からロシアを経由する茶の交易路で取引されたため、長い間シベリアカルダモンとして知られていた。
- 17世紀の西洋では、フルーツシロップやジャムに使われていたという記録もある。
- 比較的高価なアニスより安いスターアニスは、今日アジア料理の人気に伴って世界中で使われている。
という感じです。
自分は五香粉が好きなこともあり、このスターアニスの風味がけっこう好きです。。。
ただこれもシナモン同様苦手な日本人が多いといわれているスパイスです。。。
皆さんはいかがですか??
今回はそんな中国料理の必需品!!スターアニスの紹介でした!!!