日本の皆様にも馴染み深いジンジャー(生姜)です!!!
もはや馴染みすぎてスパイスといわれることの方が違和感があるくらいかもしれません!!!
ただ日本以外にも世界中で本当に色々使われている王道スパイスです。。。
今回は、そんなジンジャーについて紹介していきたいと思います!!
そもそもジンジャーとは?
学名:Zingiber officinale
和名:ショウガ(生姜)
科名:ショウガ科ショウガ属
原産地:インド、中国
利用部分:根
栽培方法:生で使う場合は植え付け後5~6カ月のまだ柔らかいうちに収穫し、乾燥させる場合は8~10カ月に根茎を収穫する。
加工工程:生の場合は根茎を洗い、1~2日乾燥させる。乾燥させる場合は皮を剥いてから乾燥させる。
となっております。
中国などアジア諸国では、よくニンニクと一緒に生で使います。インドでは生のものも乾燥したものもどちらも広く使われています。反面、アラブ諸国や欧米諸国ではほとんど乾燥のものが使われています。。
日本も生のものを使うことがほとんどですね~。。。
ジンジャーの風味
柑橘系のウッディなすがすがしい香りとシャープな辛み
生のものと乾燥したものでは風味が変わるジンジャー。
乾燥させたものは香りは弱まるが辛みが際立ちます。
どちらの場合でも幅広い使われ方ができるので、世界各国で重要なスパイスとなっていったんだと思われます。。。
ジンジャーの利用法(料理)
ジンジャーを料理に使う場合にはこんな感じです!
利用法(料理):肉や魚の臭み消しとして、下味付けに、煮込みにと、アジアや欧米でよく使われる。ガーリックと共に用いることが多く、インドではフレッシュのジンジャーとガーリックのすりおろしを「GG」と呼ぶ。ドライのパウダーはヨーロッパでは味のアクセントとして、ケーキやクッキーなど焼き菓子に使われる(ジンジャーマンクッキーが有名)。また、カレーパウダーなどミックススパイスの材料にもされるほか、アジア諸国の野菜料理の多くに使われている。
食べ物だけでなく飲み物にも使われ、ジンジャービールやジンジャーワイン、ジンジャーエール、日本でも生姜湯が飲まれている。
イタリアンでは生姜を使うことはほとんどありませんでした。。
和風パスタをやった時ぐらいでしたね~。ただ賄いではかなりの必需品となるため、賄い用におろししょうがとおろしにんにくを常備しているレストランも多いのではないでしょうか。
各国の料理を作ろうと思うと、本当によく使うことになります。。。
もちろん和食でも。。。
ジンジャーの利用法(薬用)
ジンジャーを薬用に使うとこんな感じ!!
利用法(薬用):辛み成分のショウガオールとジンゲロンには、血液の循環をよくし、身体を温める作用がある。健胃、発汗、解毒などにも効果的。
現代ではジンジャーは万病の元となる冷えを防ぐ食べ物とされていますが、古代では薬としてはもちろん、霊的強壮剤という位置づけで、「神からの贈りもの」とされていたらしいです。。。
注意点
皮膚炎、高熱、出血症状がある場合は使用を控える。胆石のある人は医師に相談すること。
※ジンジャーは胃腸に刺激を与えるので、過剰摂取することによって腹痛や下痢を起こしてしまう可能性があるので注意です。。
ジンジャーの歴史
- ジンジャーの歴史は古く、3000年以上前からアジア諸国で栽培されていた。
- 中国の思想家・孔子は『論語』で「東洋のスパイスのなかで、最初に西洋に伝わったもの」と述べている。
- フェニキア人によって地中海地方に運ばれて、古代ローマやギリシャ、エジプトなどでも広く知られた。
- 9世紀になるとヨーロッパ全土に広まり、乾燥して粉末にしたものが塩やペパー同様に食卓用の調味料として常備されていたほどだった。
- 運搬が容易であったため、13世紀にはアラブ人によって東アフリカへ、16世紀初頭にはポルトガル人によって西アフリカへ、またオランダ人によって西インド諸島へというように東洋から世界に広まっていった。
という感じです。
いち家庭にひとつは生姜チューブや生の生姜があるのではないかと思われるくらい普段の料理に無くてはならないもの。また料理名はあげればきりがないほど世界各国で使われているもの。
今回は、そんなめちゃくちゃ重要で愛されているスパイス、ジンジャーの紹介でした!!!