
コリアンダー。。
いや、日本人にはパクチーと言ったほうがなじみ深いんじゃないでしょうか。。。
この二つ(同じものだが)が同じものだとは到底思えない。。。笑
今回は、みんながものすごく好きか、ものすごく嫌いかの両極に分かれる食材ランキング第一位(独断と偏見)。コリアンダー(パクチー)について紹介します!!!
そもそもコリアンダーとは?
学名:Coriandrum sativum L.
別名:シャンツァイ(香菜)、パクチー、コエンドロ
科名:セリ科コエンドロ属
原産地:地中海地方
利用部分:種、葉、茎、根
栽培方法:一年生作物として畑で栽培する。実が熟したら茎ごと収穫する。
加工工程:種は脱穀してから汚れを落とし、乾燥させる。
となっております。アジアでは葉の利用が目立ちますが、ヨーロッパでは種の方が主流です。
イタリアンではコリアンダーシード(種)は使うことはあったのですが、葉や茎の部分は使うことは無かったですねー。。
種はピクルスを作るときとかに入れていました。。
逆に葉や茎は東南アジア料理では欠かせないものですよね。。!
コリアンダーの風味
葉や茎、根、未熟果:独特の強い香りがある。
熟した実や種:甘くスパイシーな香り。味も甘くマイルドで、オレンジの皮を思わせるほろ苦さもある。
葉や茎、根、未熟果は、もうあの皆が連想するパクチーです。。
熟した実や種は、甘くスパイシーな香りで、カレー粉にも欠かせないスパイスとなっております。。
コリアンダーの利用法(料理)
コリアンダーを料理に使う場合にはこんな感じです!
このコリアンダーシード(種)とクミンはかなり相性が良く、この組み合わせで使われることが多いです。
特にカレーにおいては、この2種類のスパイスがよくベースになっています。。
利用法(料理):甘い料理にも辛い料理にもよく合い、カレー粉にもかかせない材料。種は中近東では挽肉や卵料理、豆の煮込みに、欧米ではピクルスやマリネ用のスパイスなどに使われている。コリアンダーシードもクミン同様世界中の料理用ミックススパイスのベースになっている。
また葉や茎、根はアジア料理によく使われ、グリーンカレーやトムヤムクン、フォー、ゴイクン(生春巻き)など様々な料理に使われている。
葉と種でこんなにも違う顔を見せるコリアンダー(パクチー)ですが、、それぞれにおいて色んな国で様々な料理に使われる重要な存在になっているのがすごい所です。。。
カレーにおいてはインドカレーでは種が、タイカレーでは葉や茎、根が欠かせないものになっています。。。
コリアンダーの利用法(薬用)
コリアンダーを薬用に使うとこんな感じ!!
利用法(薬用):種と精油(果実を水蒸気蒸留して得られる)は共に頭痛や消化不良の薬として使われている。
また、精油はお香や香水にも利用されています。。
注意点
特に知られていない
コリアンダーの歴史
- 3000年以上前から使用されていて、『エーベルス・パピルス』(紀元前1552年に書かれたエジプト医学についての古文書)にも記載されている。
- また旧約聖書にも記載されている。
- ギリシャの医学の父ヒポクラテスはコリアンダーを薬として使っていたという事で、この頃ローマ人によってヨーロッパ中に広められた。
- アメリカに最初に持ち込まれたスパイスの一つでもあり、1670年以前はマサチューセッツで栽培されていた。
という感じです。
昔の人はあの葉や茎の強烈な感じから、この種の甘い感じが出てくるとは思っていなかったでしょうね。。。
…いや、ほっといたら勝手に出来たのかもしれない。。。笑
コリアンダーは部位によって本当に特徴があるので、料理の幅やアレンジが広がります!!!(好きならばだけれども。。。)
葉や茎がダメな人でも、コリアンダーシードならば大丈夫なのではないでしょうか??
ちなみにスーパーで売っているパクチーですが(パクチーと呼ばせて頂きます)、葉っぱをもちろん食べるのですが、じつは茎や根の方が、風味も香りも強いです!!(知ってたらとばしてください。。。)
なので捨てている人がいたら、もったいないので刻んだりして料理に加えてくださいね。。。
今回はそんなコリアンダー(パクチー)の紹介でした!!!