スパイス紹介

クミン(Cumin)

世界でも代表的なスパイスの一つで、カレーパウダーのメインスパイスの一つ。

インドや北アフリカ、中近東、メキシコ、アメリカなどで様々な料理の風味付けに使われています。

そんなワールドワイドなスパイス、、、クミンについて今回は紹介していきたいと思います!!!

そもそもクミンとは?

学名:Cuminum cyminum

和名:バキン、マキン

科名:セリ科クミン属

原産地:エジプト

利用部分:種

栽培方法:一年草として栽培される。種が黄色に変わり始めたら茎を刈り取る。

加工工程:茎から種を振り落として天日で乾燥させる。

となっております。

クミンといえば、やはりその独特な風味が一番の特徴かなと思われます。

料理にクミンを入れるとなんかどことなくカレーっぽさが出てくる。。

そんなスパイスです。。。

クミンの風味

クミンシードだけでもカレーの香りを感じられるほど風味が強いです。

またパウダーだけでなく、ホールのままカレーに入れることも多いです。

クミンの利用法(料理)

クミンを料理に使う場合にはこんな感じです!

他のスパイスとブレンドされて使われることも多いです。。

ポイントは煎ったり炒めたりして香りを引き立たせる事ですね。。。

利用法(料理):クミンは煎ると香りや味が引き立つので、乾煎りしてからや、油で炒めてから使われる事が多い。また、他のスパイスとブレンドされて使われることも多く、カレーパウダーやガラムマサラ、チリパウダーなど様々なミックススパイスにも使われている。特にコリアンダーと相性がいいので、色んなスパイスとブレンドして使うのもあり。

また、カレー以外にも、ピクルスやサラダ、ソーセージに肉料理、はたまたケーキやパンなど、様々な料理にその風味が使われている。

クミンはナスや根菜、豆類、牛肉や羊肉、ヨーグルトなど、相性が良い食材が多いです。

なので色々な食材や料理で試してみても面白いかもしれないですね。。

家で出来る簡単なものだと、人参との相性がいいのでクミンパウダーを少し入れたキャロットラペだったり、

いつものポテトサラダにクミンパウダーとコリアンダーパウダーを1:3ぐらいの量で加えてエキゾチックなポテサラにしてみたり、、(入れすぎ注意。チキンコンソメ等のパウダーを少し混ぜるとなお良し。。)

色々アレンジも出来ますよ~。。。

クミンの利用法(薬用)

クミンを薬用に使うとこんな感じ!!

利用法(薬用):アーユルヴェーダ(インド大陸の伝統的医学)では下痢やおなかの張り、消化不良などによいとされる。

クミンは西洋では古代から薬用植物として利用されていたみたいです。。

古代ギリシャでは食欲のシンボルとして、インド医学でも健胃剤として伝統的に用いられていました。。

注意点

特に知られていない。

クミンの歴史

  • クミンの歴史は古く、5000年以上前、古代エジプトで栽培が始まったという記録がある。
  • また、『エーベルス・パピルス』(紀元前1552年に書かれたエジプト医学についての古文書)にも記載されている。
  • 西暦7世紀頃からアラブ商人によって運ばれたクミンは、アフリカ北部、東部、イラン、インド、インドネシア、中国に達し、多くの地域でミックススパイスの主な材料となった。
  • 16世紀にはスペイン人によって南北アメリカ大陸に持ち運ばれた。

 という感じです。

もう半端なく昔から使われていたんですね~。。。

いや、昔の人ってすごすぎでしょ、、、

クミンは本当に色んな料理に使われていて、

アメリカのチリコンカンやメキシコのタコス(チリパウダーにはクミンが欠かせない!!)、

シチューに入れたり、クスクスに入れたりなど、キリがない!!!

今回はそんなワールドワイドなやつ、、、クミンの紹介でした!!!!

ABOUT ME
td(ティーディー)
元イタリアン料理人。 コロナ禍によって独立の夢断たれる。 紆余曲折を経て、間借りカレー屋として独立を画策中。 スパイスに関しての情報を発信していきます!!